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2023-06-01
【鉄道ファン図書館】6月新規公開図書のお知らせ
■6月1日新規公開分のご案内
今月公開の「鉄道ファン」バックナンバー(2016年11月号~2017年4月号)の見どころと,すでに公開済みの誌面から注目記事をピックアップいたしました.
■この記事に注目!
JR東日本の「四季島」,JR西日本の「瑞風」,そして東武の蒸機復活など,今日でも撮影や見聞のターゲットとして取り上げられる列車のデビュー寸前の状況が,各月号のニュースページを飾っています.これらは2017年春以降,正式な運転に就くことになりますが,編集部にも続々と試運転や目撃情報の投稿が集まり,報道公開を前にさまざまな場面を掲載し,その登場を心待ちにしたものです.ちなみに「四季島」と「瑞風」の新車ガイドは次回公開分(2017年7月号)となります.なお,宮田名誉編集長が定例的な勤務を終えることから記事を設けた「鉄道ファンの40年」(2016年11月号から6回連載)もご一読いただけると幸甚です.
■公開済みのバックナンバー
「四季島」と「瑞風」にちなんで,国鉄末期の花形(豪華)列車であった「サロンエクスプレス東京」と「サロンカーなにわ」の紹介記事を掲載した1983年11月号をご紹介いたしましょう.当時,団体用と言えば「お座敷車」と相場が決まっており,しかも乗車機会を得ることが非常に難しい存在でした.そのような中で「欧風」と銘打って登場したこの2編成は注目度も高く,誌面でも「展望車」と題して特集を組むほど,ファン憧れの的となりました.当特集号ではこの2編成の紹介記事に留まらず,「展望車むかし話」と題し,スイテ38,マイテ39,スイテ48など往年の特急に連結された展望車を形式図とともに解説した貴重な記事を収録.室内平面図を眺めているだけでも楽しめる内容となっています.
■本誌以外の新規公開コンテンツ
○『近代 客貨車の構造と理論』東鉄運転部客貨車課編著 交友社刊
昭和41年10月10日初版、昭和47年6月15日 改訂増補第4版
収録初回となる今回は,扉・目次にはじまり,「第1編 総論」と「第2編 下回り関係」のうち
・第1章 車輪、車軸
・第2章 軸箱、軸箱モリ、給油装置その他
・第3章 バネ
を公開しました.
編集後記
◇昨年のこと,6月中旬から猛暑に見舞われ「梅雨はどこへやら…」と思いきや,7月を待たずいきなり梅雨明け宣言となったことを思い出します.今年も5月下旬には早くも30℃超えの日がありましたが,夏はいろいろヒドいことにならないといいのですが…(だ)
◇今月から公開をはじめた「本誌以外の新規公開コンテンツ」は『近代 客貨車の構造と理論』です.A6版のハンディサイズで790ページもあるため厚さは約35ミリです.毎月100ページ強ずつ公開していく予定です.昭和41年10月10日初版の改訂増補第4版となる昭和47年6月15日発行ですので、客車は20系や12系が登場,貨車は多種多様な有蓋車・無蓋車にまじって,いまや標準となったコンテナも登場しています.(ひ)