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2019-02-01
【鉄道ファン図書館】2月新規公開図書のお知らせ
いつも『交友社鉄道図書館』をご利用下さりありがとうございます.
2月1日に新たに公開した図書は,次の通りです.
・『鉄道ファン』バックナンバー12冊
・「70 国鉄車両配置表」計4冊
・新幹線 '61 昭和36年3月31日 日本国有鉄道発行
■2月1日新規公開分のご案内
創刊号から順に公開するレギュラー分は,1964年後半(1964.7~12)の6冊です.
また,人気の高かったセレクト分は,国鉄時代に発行の3冊(1973.8,1975.8,1978.10)とJR化後に発行の3冊(1991.1,1997.1,2000.1)です.
■レギュラー公開分のトピックス
東海道新幹線開業に至る最終段階(量産車搬入など)を誌面で追っています.後年,本誌で手腕を振るわれた手塚特別特別顧問が国鉄勤務時代にレポートされた,たいへん貴重な記事が1964年10月号(最終回)まで続きます.新幹線開業への期待が込められた連載「新幹線の走るまで」は,東京駅の19番ホーム下の記念碑に刻まれた「この鉄道は日本国民の叡智によって完成された」との文言をそのままに表現する,本誌初期の名連載の一つと言えるでしょう.
そして1964年11月号では,東海道新幹線開業のシーンで誌面が始まり,試運転列車試乗記など,現在に通じる誌面構成がこの時点から伺えます.また,在来線では北陸本線切替えのこと,さらにこの時期,各地で廃止が続いた地方私鉄の話題を多数取り上げ,全国津々浦々の鉄道事情をつぶさに読みとることができます.
■セレクト公開分のトピックス
まず国鉄時代の誌面から,本誌最新号の特集「車体傾斜」にちなんで,381系デビュー時の様子を伝える1973年8月号をセレクト.
当時はSLブームの真っ最中と言うことから,蒸機・撮影地ガイド,そしてダイヤグラムなどの掲載が多いのも当時の特徴です.
そして1978年10月号は,53.10改正で国鉄特急電車にイラストマークが入ることに合わせ,交直流特急形電車を特集しました.カラー増ページを敢行しイラストを多用,クハ481形の先頭部を疑似立体化した「とびだす485」などを盛り込みました.月刊誌としては当時破格の1000円定価としましたが,返品率はなんと0.04%! 完売に等しい,大人気特集の一冊となりました.
特急列車の特集はJR化後も人気で,1991年1月号の特集「JR特急1991」は,新車紹介ページとの都合もありましたが,急きょ翌2月号との2部構成としたものです.この当時は好景気を受けて旺盛な新車需要から,特集よりも新車紹介にページシフトが行なわれた時代でした.
1997年1月号「振子車両グラフィック」は,本誌最新号の特集にも記述がありますが,フリーランスプロダクツ(FP)が手がけた最初の振子特集です.当時最新鋭だった形式が今ではベテランに.そのような流れ,動きを読めるのもバックナンバーの楽しみ方です.
2000年1月号も同じくFPの手による特集で,国鉄~JR特急の電車特急を一堂に集め,端的に解説を付した快作です.
■「交友社 鉄道図書館」からの移植図書
○国鉄車両配置表
機関車配置表'70/電車配置表'70/気動車配置表'70/客車配置表'70
○新幹線 '61 昭和36年3月31日 日本国有鉄道発行
※東海道新幹線の建設当時に国鉄が発行した冊子です.
以上です.
どうぞお楽しみ下さい.