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2019-01-01
【鉄道ファン図書館】1月新規公開図書のお知らせ
明けましておめでとうございます.
昨年8月にプレオープン,9月にグラントオープンした『鉄道ファン図書館』も、無事に年越しすることができました.
本年ますます内容を充実させていく所存ですので,引き続きのご利用をお願いいたします.
さて,1月1日に新たに『鉄道ファン』バックナンバー12冊と「69 国鉄車両配置表」計4冊、それに『鉄道ファン』総さくいんを公開いたしましたので,お知らせします.
■1月1日新規公開分のご案内
創刊号から順に公開するレギュラー分は,1964年前半(1964.1~6)の6冊です.
また,人気の高かったセレクト分は,国鉄時代に発行の3冊(1971.4,1975.6,1977.8)とJR化後に発行の3冊(1990.11,1991.9,1993.3)です.
■レギュラー公開分(1964.1~6)のトピックス
東海道新幹線開業が迫り,いよいよ量産車が登場.巻頭記事にも連載「新幹線の走るまで」が収録されるなど関心の高さがうかがえます.その一方で,旧形電気機関車や鋼製客車の連載も継続し,蒸機記事が芯を貫く構成はこの時代の特徴と言えるでしょう.
蒸機については巻末形式図と連動しており,1964年2・4月号ではC52やC53形を詳しく調べることができます.また,1964年2月号の表紙は車両の顔ではなく,今でも話題に上がる「サンパチ豪雪」時に,停車中の貨物列車をとらえたもの.当月号の内容は雪国に関するものが多く,撮影に関する注意などの記述も見られます.
さらに,都電をはじめ日本全国,海外の路面電車を紹介する記事も見どころの一つとなりましょう.とくに1964年2月号では,前年に廃止され都電杉並線をグラフ紹介.これから廃止が続く路面電車を記録するきっかけとなりました.
■セレクト公開分のトピックス
今回は本誌最新号である2019年2月号の特集「惜別 千代田線6000系」に関連して,同系が登場した当時の1971年4月号と,登場から20年を経て特集した際の1991年9月号を公開分に含めました.
ちなみに6000系が表紙になったのは,最新号を含めてこれら3冊がすべてです.
また,表紙のデザインで言えば,記念号を除いて2種類の車両を交えたのは1975年6月号のみで,本誌としてはとてもレアなスタイルです.
その1975年6月号では,特集とは銘打っておりませんが,当時の「50.3改正」,つまり新幹線が博多まで開業し,在来線優等列車が大きく変わったダイヤ改正を緻密に伝えています.ブルトレ客車の大移動を取材した「ブルートレインスペシャル」はこれが最初となりました.
同じブルートレイン特集でも,1990年11月号は室内見付けに焦点を当てたユニークな内容です.フリーランスプロダクツの初期の快作で,個室を俯瞰パースで描いたものでした.これはとても人気となり,売切れ書店が続出したと言う逸話も残されています.
■「交友社 鉄道図書館」からの移植図書
○月刊「鉄道ファン」総さくいん
先月公開した通巻201~400号の“総さくいん”に続き、残る“総さくいん”をすべて公開しました。
通巻1~200号
通巻399~584号
通巻501~600号
検索に対応したテキスト文をもっているため,過去記事検索がさらに充実しました.ぜひ、検索してみてください.
○国鉄車両配置表
機関車配置表'69/電車配置表'69/気動車配置表'69/客車配置表'69
「国鉄車両配置表」は先月公開した1968年に続き,1969年の4冊を公開しました.
以上です。
どうぞお楽しみ下さい。