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2021-06-01
【鉄道ファン図書館】6月新規公開図書のお知らせ
いつも『鉄道ファン図書館』(https://railf-library.jp/)をご利用下さりありがとうございます.
6月1日に,以下のバックナンバーを公開しましたのでお知らせします.
■6月1日新規公開分のご案内
創刊号から順に公開する「国鉄月号順」は1981年9~12月号,1982年1・2月号の6冊,JR化後の各号を順に公開する「JR月号順」は1999年4・5・7~10月号の6冊,合計12冊です.
■この記事に注目!
(国鉄月号順)
今回は「機関車の系譜図」をはじめ,蒸機撮影において数々の記事を残された臼井茂信さんの一編「土気」(1982年1月号)をご紹介しましょう.本稿は蒸機について述べた記事ではなく,外房線土気トンネル付近の定点撮影を記録したものです.当トンネル付近は1972年,複線電化の際にルート変更されましたが,旧ルートにはトンネルを開削し,切通しとなった「裸のトンネル」が存在し,ここに架かるこ線橋から列車を眺めることができました.旧ルートを行く列車の姿,工事中の様子,そしてルート変更後の埋め戻された状態をご覧いただけます.なお,当時のこ線橋(欄干のみ)は現在も残っており,廃線跡めぐりで往時をしのぶのも良いかもしれません.
(JR月号順)
1999年9月号では,東海道新幹線から0系が引退するのを機に特集を組みました.ただし,山陽新幹線ではその後も同系の活躍が続くことから,当特集内では「0系のデータバンク」として各番台の特徴を取り上げ,特集末には編成図を掲載いたしました.この中には,2008年の0系完全引退まで運転を続ける車両が含まれていますが,最終的に残った6連3編成はさらに組み換えられたもので,同系の晩年は,本当に最後の最後まで,改造と組成変更を繰り返していたことがわかります.
なお,2008年11月号「0系新幹線電車・総集編」は2022年7月の公開予定です.
■本誌以外の新規公開コンテンツ
○国鉄車両配置表'83 後半
「国鉄車両配置表」の1983(昭和58)年版の後半を収録し、完全収録となりました.
―編集後記―
◇1ヵ月12冊公開としていますが,だんだん1冊がぶ厚くなってきて,当初の倍以上のページ数をチェックすることになりました.2000年代はさらに厚い月号がたくさんありますが,担当の(や)とともにがんばります.(だ)
◇国民の心配を余所に、IOCや政府・東京都等は東京五輪を予定通り開催するようです。国民からは、コロナ禍の拡大や、医療体制への懸念が聞かれます。57年前の開催時には、東海道新幹線や東京モノレールが開業して、国民全体が盛り上がっていたのと隔世の感がありますね。(ひ)