■12月1日新規公開分のご案内
創刊号から順に公開するレギュラー分は1969年後半（1969.7～12）ですが，すでに1969.10月号（創刊100号）は公開済みなので，1969.12臨増として発行された通巻103号を加えた6冊といたしました．
　また，人気の高かった月号をピックアップするセレクト分は，国鉄時代に発行の3冊（1979年9・10月号，1985年4月号）とJR化後に発行の3冊（1989年1月号，1993年9月号，2010年7月号）です．

【お知らせ】次回の2020年1月から公開順が変更になります．
レギュラー分は変わりませんが，セレクト分については，JR化された時点を起点とする，いずれも月号順の公開パターンといたします．
　各既公開分は除き，国鉄／JR分それぞれ6冊ずつ，合計12冊を毎月公開するペースは従来同様ですので，これまでどおりお楽しみください．

■レギュラー公開分のトピックス
「SLブーム」の到来により本誌面もほぼ蒸機一色となりました．撮影地ガイドやグラフ（フォトサロン）が多数構成され，全国各地に残存している蒸機を毎号のように取り上げています．
　その中でも，初めての臨時増刊号として発行された通巻103号はたいへん貴重なバックナンバーで，例月の誌面の中に収めることができないほど，蒸機に関する話題が集められ，それを欲する読者の方が多数存在したことが容易に想像できます．この増刊号の誌面は，まさに撮影地ガイドの集大成と言えるもので，作例とマップ，ダイヤ・運用が全国各ポイントごとに記されており，とりわけグラフを大きく扱っていることが特徴です．さらに蒸機各形式のガイドを巻末にまとめるなど，当時の蒸機に関する情報をすべて含めた鉄道ファン必携の一冊となりました．
　なお，通常号が100ページほどだった時代に，この臨時増刊号は約200ページと，2倍のボリュームを持っていました．

■セレクト公開分のトピックス
今回のセレクト公開分は，とくに国鉄形ファンには垂涎の特集テーマが並びます．
　急行形，581・583系，485系，新幹線100系，JR車両ファイルと豪華ラインナップ．折込みや付図が多数綴じ込まれたのが70～80年代ですが，今回の中では，1979年10月号特集「581・583系」において，座席～寝台転換時のもようをイラスト展開した付図が見どころと言えましょう．
　もちろん特集本体や全車の履歴と言った資料にも不足はありません．また，93年9月号の特集「新幹線100系」では，車両と運用の両面を余すことなく，しかも端的にまとめ上げ，当時隆盛を極めていた100系の魅力をさらに高める展開といたしました．
　0系以外の新幹線単独の特集としては初めてのものでしたが，好反響をいただいたことをきっかけに，300系，200系などその後の新幹線特集の企画を進めるきっかけとなりました．

※「交友社　鉄道図書館」からの移行図書12月分は，都合によりございせん．ご了承下さい．