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2019-10-01

【鉄道ファン図書館】10月新規公開図書のお知らせ


■消費税率変更に関するお知らせ
10月1日に消費税率が8%から10%に変更となりました.
この税率変更に伴い,『鉄道ファン図書館』は10月請求分から月額税込388円が396円に改訂されました.ご理解のほどお願い申し上げます.
なお,現金決済ですでにお支払いいただいている会員様への追加請求はございません.現在のお支払期限まではそのままご利用いただいたうえで,次回更新時から月額396円での半年間もしくは1年間前払いとなります.
引き続き『鉄道ファン図書館』をお楽しみ下さい.

■10月1日新規公開分のご案内
創刊号から順に公開するレギュラー分は,1968年後半(1968.7~12)の6冊です.また,人気の高かったセレクト分は,国鉄時代に発行の3冊(1981年2月号,1983年3月号,1985年5月号)とJR化後に発行の3冊(1988年5月号,1989年2月号,1998年1月号)です.

■レギュラー公開分のトピックス
「ヨンサントオ」改正を迎える1968年後半の6冊です.各誌面とも巻頭には当改正に向けて登場する新形式(169・711・583系,キハ181系,EF66形など)を紹介,蒸機に代わる新しい鉄道体系の姿が明らかにされています.
なお,この約50年後となる2019年1・2月号では「ヨンサントオを振り返る」と題して特集を組みました.ここでは客観的に出来事を捕捉し,内容を整理して振り返るものとなりましたが,1968年の各月号のページを改めて繰れば,さまざまな出来事がリアルタイムで報告されており,当時の熱気をそのまま感じることができます.また,電車特急が10周年を迎えた時期でもあり,1968年11月号では181系の車両紹介(改造概要)が詳しく述べられているほか,私鉄でも営団6000系試作車が誕生した時期でもありました.
現在に通じる出来事が多数生じたのが,1968年後半だったと言えるでしょう.見逃すことのできない年代です.

■セレクト公開分のトピックス
今回の公開分で共通した見どころは,1983年3月号(1982年11月改正),1985年5月号(1985年3月改正),1988年5月号(1988年3月改正)の特集で扱った「ダイヤ改正その後」のまとめです.各ダイヤ改正では列車の改廃が生じますが,ここで見られた列車回送にスポットを当て,さまざまな地点間への「異動」を記録いたしました.とくに国鉄時代には広域転配が盛んに行なわれ,首都圏で運用された車両が九州に転籍するなど,興味深い回送シーンが見られたものでした.また,国鉄末期には車両の置換えも盛んで,1985年5月号では,東海道ブルトレのけん引機がEF65PF形からEF66形に変更となりましたが,当月号の特集では,まさにその時の状況をつぶさに記録し,後世に残すべき内容構成となっています.
さらに,1989年2月号で扱ったフリーランスプロダクツの「21世紀への走るホテル」は,30年前の当時,夜行列車への憧れを語った内容ですが,この時の夢は現在,「ななつ星」や「四季島」,「瑞風」として実現していることは言うまでもありません.過去の記事を見直すと,タイムカプセルを開けたかのような現実を知ることができます.

■「交友社 鉄道図書館」からの移植コンテンツ
○形式図集-貨車形式図上巻
 ※大正十五年六月 鐵道省工作局車輌課 による形式図集で,貨車2巻の収録を完了しました.続いて客車2巻・軍用客車1巻を順次公開していきます.

○最新 交直流電車 関西鉄道学園編 昭和46年4月改訂第5版
 ※昭和40年5月に関西鉄道学園の運転第二科講師陣が執筆した,当時の新技術である交直流電車の実際的な手引書かつ指導書.改訂増補第3版では581系寝台特急などを追加しています.

○最新 交直流電車 別冊付図集 関西鉄道学園編
 前記昭和46年4月改訂第5版の付図集で,代表的形式の回路図がみられます.